この女は、いつも眉間に皺を寄せている。まぁ、俺も人のことは言えないわけだが。

 

 

「おっす!一護〜〜今日なに食べんの〜〜??」

啓吾がいつものハイテンションで近づいてきた。昼休み、屋上でいつものように昼飯を食べようとしていた。

 

「あぁ!?今日は普通に焼きそばパンだよ」

「え〜〜〜俺はサンドイッチ〜〜」

「だからなんだっつーの・・・」

「ほんと、啓吾はどうでもいい事ばっか・・・。」

「なんだと水色―!!」

啓吾が手を振り上げた瞬間、水色は何もなかったというような笑顔でルキアの方を見た。

 

「朽木さんは、今日パンなの?」

「えぇ、ピーナッツバターですわ。」

 

おいしそ〜〜水色が笑顔で答える。一護はそれを横目で見ていた。こいつ、猫かぶってるとき笑顔だけどなんか怖いんだよな〜〜。

もぐもぐと一護が焼きそばパンを食べていると、啓吾がさらにからんできた。

 

「いっちご〜〜俺にも焼きそばパンちょうだい。」

「なんで」

「い〜じゃん、食べたいの!」

「ヤダ。」

「い〜じゃん!ちぇっ、朽木さんの方ばっか見ちゃってさぁ〜〜」

啓吾がすねたようにそっぽを向いた。

「なっっ!!そんな訳ね〜〜だろ!!」

一護は耳が熱くなるのを感じた。アリエナイ。アリエナイ、なんなんだコイツ。

 

すきあり〜〜!!啓吾がそう叫ぶと、一護の焼きそばパンめがけて手を伸ばした。

一護は、不意をつかれて、少しよろける。でもしっかりと焼きそばパンを握りしめていた。

その瞬間、激しく揺らされた焼きそばパンは、パンの部分だけのこし、中の焼きそばの麺の部分が飛び散った。

その麺は弧を描き、一護の頭の上に撒き散らされた。

 

「あ〜〜ぁ。一護、焼きそばだらけだ。」

水色が呆れたようにつぶやいた。

「そうだぞ!はじめから俺に食わせとけばよかったんだ」

啓吾がうんうんとうなずく。

 

「っちきしょ〜〜!啓吾!」

一護が啓吾に向かって怒り出した。啓吾はうわっやべ。などいいつつ手で頭を覆った。

 

 

その時。

 

 

「・・・ははっ」

 

みんなの動きが一瞬止まる。その笑い声の主を見る。

 

「・・・はははっ 一護、お前、ははっ 早く焼きそばとったらどうだ・・・ぷっはははっ」

ルキアが腹を抱えて大爆笑していた。その笑顔はいままで見たことないくらい、心の底から笑っていた笑顔だった。

・・・・まぁしいて言えば、それがすごい可愛かったというわけだ。

 

 

「・・・一護、もう少し焼きそばかぶる?」

啓吾が小さな声でつぶやく。

 

 

一護はしばらく黙ると、悪くねぇ、とつぶやいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あとがき

大爆笑するルキアなんて、可愛いじゃないと思って書きました。本編でも笑ってるところあんまり見た事無いし・・・・。かっこよく笑ってるところはみますがね。

 

 

 

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